project and news of the botanical redesign

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weekly “Flower design” 01/31/2015


●Japanese name:桐
●English name:Empress tree
●Scientific name:Paulownia tomentosa
●Habitat:China

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weekly “Flower design” 01/24/2015


●Japanese name:常磐ガマズミ
●English name:Viburnum tinus
●Scientific name:Viburnum tinus
●Habitat:Mediterranean coast

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Planter “Chii”

chiiの主素材であるOSB(配向性ストランドボード、Oriented Strand Board)。小さな木片が圧縮され生み出されるそのテクスチャーは無垢材とは違った木の力強さと魅力を感じる事ができます。そして、小さな木片を材料にできるOSB は合板や集成材よりも木材の利用率が高く、家具用材として使えない小径木や曲がっている木材も材料にできるため、現代の環境に配慮した素材と言えます。資源が限られる現代に即したOSB を用いるchii は、小さな木片で空間の隙間を彩る小さな家具・生活用品のブランドです。 

product design : mikiya kobayashi (MIKIYA KOBAYASHI INC.)
produce & botanical direction : nobuaki kawahara (REN)
client : usuiworks
 









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weekly “Flower design” 01/17/2015

●Japanese name:寿松(コトブキマツ)
●English name:Kotobuki Japanese Black Pine
●Scientific name:Pinus thunbergiana ‘Kotobuki’
●Habitat:Japan

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Hygrometer “Sustee”

Susteeは「誰でも簡単にプロの水やり」を実現した画期的な植物用水分計です。
Sustee is an easy-to-use hygrometer for pot plants which is stuck directly into the pot.

product design : tetsutaro nakabayashi (Tetsutaro Design)
produce & botanical direction : nobuaki kawahara (REN)
client : Cabinotier

award : GOOD DESIGN AWARD 2015,  Red Dot design award 2014,  Design for Asia Award 2014,













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no.1「植物の最適化」って何?

デザインを言葉にすることはもうひとつのデザインである。(原研哉)

「デザイン」という言葉ほど多様な解釈も持つ言葉は本当に珍しいなあ、と常々思ってしまいます。これ程までに人によって解釈が異なり、にも関わらず方々で乱用される言葉を他にあげるのは中々難しいでしょう。デザインとは何か?そんなものは不毛な議論だと一笑に付す方もいるかもしれません。しかし「デザイナー」の肩書きを名乗る以上、自分の職業を説明する言葉は必要だろうと僕は思っています。

冒頭の言葉は原研哉さんのあまりに有名すぎる著作「デザインのデザイン」冒頭の一節です。僕がこの本に出会ったのは植物の専門学校を卒業したばかりの頃、デザイン探求に命を掛けていた20歳くらいの時でした。あるとき書店でたまたまこの本に目がとまりました。帯文は深澤直人さんによる「デザインをわかりたい人達へ、そんな人達はこの本を読めばいい。」の一文。光の速さで購入したことを今でもよく覚えています。

詳細は本書に譲りますが、誤解を恐れずに大胆に要約すると「デザインとは問題解決である」ということ。とかくデザインは外側を装うものと捉えられがちですがそれは違う。装飾は装飾が目的ですが、デザインの目的は最適化にある。デザインは最適化を追求した結果、装飾に至る場合もあるかもしれない。しかしそれはあくまでも結果であって目的ではない。

何を隠そうこの本に出会うまでの僕は、デザインとは装飾の事であると信じて疑ったことはありませんでした。植物業界では、学校でも職場でも「デザイン=装飾」の方程式は絶対的不文律であって、そこに ≠ を突き付けられたのはまさかの青天の霹靂だったのです。しかしそれからというもの、うっかりパンドラの箱を空けてしまった苦しみはそこそこに、悶々としていたデザインへの想いは以前よりもくっきりと晴れ渡っていきました。

デザインは物事の最適解を探し問題解決を図ろうとする姿勢そのもの。一流のデザインの現場ではもはや疑う余地の無い大前提でしょう。それを自身のキャリアの中でも割と早い駆け出しの時期に理解出来た事はとてもラッキーなことでした。更にラッキーだったのは、正しいデザインのフィルターを通して植物を見ている人が植物業界にはまだいなかったということです。

つまり、植物は有志以来デザインされてきていない。 ( 装飾はされてきていたけれど ) それは若き日の僕にとって驚愕の事実でした。そうして僕の活動の根幹は必然的に決まりました。

ひととき前から続いているデザイン思考ブームとも呼べる潮流は、クリエイティブ業界に留まらずビジネスや教育などあらゆる業界を駆け巡りました。(一部では相変わらず誤解もあったりしながら)今やあらゆる業界でデザインが正しく装着されはじめ、緩やではあっても確実に最適化に向かっていると思います。植物業界という外の世界から社会を眺めているととても強く感じます。今後も、社会は間違いなくデザインの力でより良くなっていく。

翻って、植物業界では洋の東西を問わず「デザイン=装飾」という誤翻訳が未だに根強くあります。まさに言語が違うわけですからこれでは社会と上手くコミュニケーションできる訳がない。僕は、植物はもっともっと社会により良くコミット出来る筈はずだと人一倍憤っているつもりです。

社会で機能していくために、植物はこれからどうデザインされていくべきなのか?残念ながら、いま僕自身も暗中模索で明確な答えを持ち合わせているわけではありません。むしろ、黎明期に答えを焦る必要はないとすら思っています。ただ一つ僕が辿り着いたのは「植物の最適化」というキーワードの中には何かありそうだということ。しばらくはそれを問い続けてみることにしましょう。

text by nobuaki kawahara

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weekly “Flower design” 01/10/2015


●Japanese name:真竹(マダケ)
●English name:Japanese Timber Bamboo
●Scientific name:Phyllostachys bambusoides
●Habitat:Japan, China,